お客さんから見て左に商品、中央に会計、右に案内と受け取り用の空き箱を置きます。左利きの子どもが会計する場合などは左右を入れ替えて構いません。大事なのは、商品を選ぶ場所とお金を扱う場所を重ねず、物を受け渡すための空白を一つ残すことです。
最初に、机の上を商品・会計・案内の3区画に分ける
テーブルクロスや色紙で飾る前に、A4用紙を三枚置いて区画の大きさを試します。机の半分を商品、四分の一を会計、残りを案内と受け取りに使うのが始めやすい配置です。机が小さいときは案内を壁へ移し、受け取り箱だけを机に残します。
まだ何を並べるか決まっていない場合は、先に小学生のお店屋さんごっこの商品を決める4ステップで、家族一人をお客さんにして試作品を選びます。商品が多いほど立派に見えるわけではありません。初回は種類を減らし、「見る・選ぶ・払う」の順番を作ることを優先します。

商品は3種類まで、見本と在庫を分けて置く
商品区画には、しおり、折り紙の小物、家族向けのお手伝い券など、机に安定して置ける物を三種類まで並べます。同じ種類を何個も平らに広げると場所を取るため、見本を一つ出し、残りは種類ごとの袋や箱へ入れます。立てる場合は低いカードスタンドを使い、倒れないか手で軽く触れて確かめます。
並べる順番は、値段の高い順ではなく、お客さんに見てほしい順で決めます。子どもに「家族が最初に気づいてほしい物はどれ?」と聞き、それを手前へ置きます。値札は商品に重ねず、手前に一枚ずつ置きます。商品の説明を家族へ事前に知らせる紙は、小学生のお店ポスターに必要な5項目とレイアウトを使って作れます。
会計は道具を3つに絞り、手を動かす場所を空ける
会計区画に置くのは、受け取り用トレー、計算用紙か電卓、鉛筆の三つです。色紙コインを使うなら種類別の小皿に分け、実際のお金とは混ぜません。商品を置く場所と会計を同じ場所にすると、次のお客さんが見ている商品へ手が当たりやすくなるため、境目に何も置かない幅を作ります。
| 置く物 | 置き場所 | 確認すること |
|---|---|---|
| トレー | 子どもの利き手側 | 商品を置いても計算用紙が隠れない |
| 計算用紙・電卓 | トレーの奥 | お客さんから数字が見える向き |
| 鉛筆 | 転がらない小箱 | 机の端から落ちない |
おつりを使う遊びにする場合は、開店前に金額を二つだけ練習します。準備の仕方はお店屋さんごっこでおつりを間違えにくくする4つの準備で確認できます。計算が主目的でなければ、すべて同じ色紙コイン一枚にしても遊べます。
案内と受け取りの区画には、あえて空白を残す
右端の案内区画には、店名、主な商品、値段が分かる小さな紙を一枚置きます。その横に空のかごを置き、会計が終わった商品を入れます。飾りを増やすより、「ここへ置く」が一目で分かる空白を残す方が、子どももお客さんも動きやすくなります。
袋へ入れる、シールを貼る、商品を渡す、といった作業があるなら、一度に一つだけ加えます。最初から包装道具を並べると、会計道具と混ざりやすくなります。包装は机の後ろで行い、受け取り箱へ移す流れにすると整理しやすくなります。

開店前の5分試運転で、見る・選ぶ・払うを確かめる
配置ができたら、家族一人にお客さん役を頼みます。入店から商品を受け取るまでを一度だけ通し、子どもは店員役のまま動きます。親は途中で直さず、終わってから「止まった場所」を一つ聞きます。
- 見る:机の前に立ったとき、何の店か分かるか
- 選ぶ:商品を手に取っても、ほかの商品が倒れないか
- 払う:商品を置き、コインを渡し、受け取る場所が分かるか
「どこに並べたらいい?」とお客さんが聞いたら、その場所へ目印を一つ足します。
「商品が取りにくい」と言われたら、数を減らすか手前へ移します。
直す点は一度に一つ。全部を並べ直す必要はありません。
開店後に使いやすかった配置を残すには、写真を撮らなくても簡単な上から見た図で十分です。終わった後は、次につなげる5つの振り返り質問で、お客さんの反応と次に変える一つを記録できます。

安全確認は机の上より、床と通り道から始める
開店前に、机の周りを子どもと一周します。床の箱、椅子の脚、敷物のめくれ、電源コードなど、つまずく物を通り道から外します。高い棚へ在庫を置かず、踏み台が必要な場所は使いません。机の端には硬い道具や重い箱を置かず、年下のきょうだいがいる場合は小さな部品を使わない配置にします。
①机や椅子がぐらつかない、②出入口をふさがない、③熱源・刃物・薬・洗剤の近くで行わない、④遊び終わった色紙コインや小物を数えて箱へ戻す。家庭内の事故を防ぐ環境づくりは、消費者庁「子どもを事故から守る」も確認できます。
机1台のお店は、三つの区画を作り、商品を絞り、家族客で一度試せば始められます。見栄えを整えるより、子ども自身が「どこで選び、どこで渡すか」を説明できる配置を目指しましょう。
売り場づくりを、商品・値段・販売の体験へつなげたいときに
「こども社長プロジェクト」は、子どもが考え、作り、家族との販売体験へ進む選択肢です。この記事の机の配置例は、家庭のお店屋さんごっこで試せる独自の手順です。価格・対象年齢・最新の仕様は販売ページで確認してください。
Amazonで商品内容を確認する →