名刺ほどの紙を20枚用意し、10枚を読み札、10枚を取り札にします。読み札には短い言葉、取り札には最初の一文字と絵を入れます。全部取るまで続けず、最初は3組だけ並べて1回5分ほど遊び、慣れたら5組、10組へ増やします。
1.10組の言葉は、子どもが知っている物から選ぶ
言葉を選ぶ基準は、短い・絵にしやすい・最初の音が重ならない、の三つです。「あひる」と「あり」のように同じ「あ」から始まる言葉を同時に入れると、取り札が二つとも正解になってしまいます。最初は一つの文字につき一語だけにします。
| 文字 | 言葉 | 読み札の例 |
|---|---|---|
| あ | あめ | あまい あめ |
| い | いぬ | いっしょに さんぽ いぬ |
| う | うさぎ | うしろあしで ぴょん うさぎ |
| え | えんぴつ | えを かく えんぴつ |
| お | おにぎり | おべんとうの おにぎり |
| か | かさ | かおを ぬらさない かさ |
| き | きりん | きが たかい きりん |
| く | くるま | くるくる はしる くるま |
| け | けいと | けむくじゃらの けいと |
| こ | こま | ころころ まわる こま |
読み札は韻を踏む必要はありません。大人が読んだときに、答えの言葉と最初の音が分かれば使えます。清音に慣れてから濁点を足したい場合は、「は・ば・ぱ」を聞き分けるカード遊びの進め方も参考になります。

2.読み札と取り札を、4ステップで作る
- 紙を20枚にそろえる。
厚めの紙や画用紙を名刺ほどの大きさにします。角が気になる場合は、大人が丸く整えます。 - 読み札を10枚作る。
一枚につき一つの短い文を書きます。4〜5歳には、大人が読める文字の大きさで十分です。 - 取り札を10枚作る。
左上に最初の一文字を大きく書き、中央へ物の絵を描きます。子どもが描いた絵でも、大人が描いた簡単な線画でも構いません。 - 一組ずつ声に出して点検する。
読み札を読み、対応する取り札が一枚だけか確かめます。同じ答えが二枚あるときは言葉を一つ替えます。
カードの文字が似て見えるときは、色で答えを分ける前に形を見比べます。「る・ろ」「め・ぬ」など似ているひらがなの見分け方では、一度に一組だけ比べる方法を紹介しています。
3.最初は3組だけ並べ、絵を手がかりに取る
完成した10組を最初から全部広げる必要はありません。取り札を3枚だけ表向きに置き、大人が読み札を一枚読みます。子どもが札を取ったら、「最初の音は何だった?」と一緒に声にします。正解を競うより、読んだ音と絵がつながることを確かめます。
まだ文字を読めないとき
大人が答えの言葉をゆっくり言い、子どもは絵だけで探します。取った後に、大人が文字を指でなぞりながら最初の音を一度だけ読みます。「何の文字?」と何度も聞かなくても遊べます。
文字を少し読めるとき
絵を小さくし、最初の一文字を大きく見せます。迷ったら「最初の音は『か』。同じ形はどれ?」と、見る場所だけを伝えます。すぐに取れるようになったら、札を5枚へ増やします。

4.4〜6歳は、札の枚数と読む役を一つずつ変える
| 目安 | 札の出し方 | 大人の助け |
|---|---|---|
| 4歳ごろ | 絵札を3枚。大きな絵を中心にする | 答えの言葉を先に言い、絵で探す |
| 5歳ごろ | 絵札を5枚。最初の文字も見せる | 最初の音だけ伝え、形を一緒に見る |
| 6歳ごろ | 絵札を10枚。読める札は絵を小さくする | 子どもが読み手も担当する |
年齢は目安です。一度に変えるのは、札の枚数・絵の大きさ・読む役のどれか一つだけにします。言葉の最後の音へ関心が向いたら、絵カードでしりとりを助ける3段階の方法へ遊びを広げられます。
5.きょうだい・友だちとは、早取り以外の役を作る
読む速さや年齢に差があると、いつも同じ子が札を取ることがあります。勝敗をつける前に、読み手・札を並べる人・取った札を数える人を交代します。二人で一組の札を探す協力ルールにしても構いません。
- 協力カルタ:二人で相談し、10枚全部を取れたら終了
- 読み手交代:一枚読むたびに、読む人と取る人を替える
- 絵だけカルタ:年下の子は絵で取り、年上の子は文字で理由を話す
取れなかった子を責めず、「次の札を並べる係をお願い」と役を渡します。五分で一度区切り、続けるかは全員で決めます。
6.切る日と遊ぶ日を分け、安全に片づける
カードを切る日は、大人がそばで見守り、子どもの手に合うはさみを使います。切り終えたら、はさみを閉じて大人が片づけてから、カルタ遊びを始めます。線から大きく外れるときは、太い線と一回切りから始める4つの工夫を使えます。
消費者庁は、子どもが刃物を勝手に使わないよう手の届かない場所へ保管し、使用時は正しい使い方を伝えて保護者の目が届く場所で扱うよう案内しています。詳しくは消費者庁「はさみなどの刃物を子どもが勝手に使わないように!」で確認できます。
遊び終わったら、読み札10枚・取り札10枚がそろっているか一緒に数えます。小さいきょうだいやペットがいる家庭では、カードを封筒やふた付きの箱へ入れ、大人が保管します。

手作りひらがなカルタは、46組を完成させる工作ではありません。子どもが知っている10語だけ選び、3枚から遊べば、その日のうちに始められます。好きな言葉が増えた日に一組ずつ足し、家族だけのカルタへ育ててください。
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