子どものしりとりが続かないときは?絵カードで試す3段階の助け方|なぞときっず

しりとりが続かないときは、絵の名前を一緒に言い、最後の音を確かめ、次のことばが出なければ絵を二枚見せて選んでもらいます。まずは「いす・すいか・かめ」の三枚で十分です。4〜6歳くらいを目安に、止まった場面の見分け方と、親の声かけ、終わり方を紹介します。

しりとりに使ういす・すいか・かめの三枚の絵カード
結論:ことばを急がせず、「名前・最後の音・次の候補」を一つずつ助ける

まず絵の名前を一緒に言い、最後の音を確かめます。その音から始まることばが出なければ、絵を二枚見せて選んでもらいましょう。最初は三枚つながれば終了で十分です。

1.どこで止まったかを、一問だけで確かめる

「しりとりができない」と見えても、絵の名前を知らないのか、最後の音に気付いていないのか、次のことばが思い浮かばないのかで、手伝う場所が変わります。次々に質問せず、「すいか」の絵一枚から様子を見てください。

止まった場面と、最初に渡す助け
子どもの様子大人がすること
絵を見ても名前が出ない「これはすいかだね」と名前を共有する
すいかとは言えるが、次に使う音で迷う「す・い・か」と区切り、最後の「か」を言う
「か」と分かるが、次のことばが出ないかめとねこの絵から選んでもらう

この表は、その日の遊びを変える目安です。一回の反応で、得意不得意や発達の状態を決めるものではありません。眠い日や話したくない日は、絵を選ぶ係だけでも構いません。年齢で達成する枚数も決めないようにします。

2.準備は「いす・すいか・かめ」の絵カード三枚

使うのは、同じくらいの大きさの紙三枚と色鉛筆です。大人が一枚に一つずつ、いす・すいか・かめを描きます。市販の無地カードやメモ用紙を使えば、切る作業なしで用意できます。絵は上手でなくても、親子で同じ名前を言えるものなら使えます。

始める前に三枚を見せ、「これは何と呼ぼうか」と確かめます。すいかを「くだもの」、かめを「どうぶつ」と呼んだら、その言い方を否定せず、「今日はすいか、かめという名前でつなごう」と共有します。絵の呼び方が途中で変わると、ルールとは別のところで迷うためです。

文字を読めることは参加条件にしません。文字が気になったら、絵の下に名前を大人が書き足します。文字そのものを選ぶ遊びから始めたい日は、名前から始める、書く前のひらがな遊びも選べます。

いす・すいか・かめの絵カードと、無地の紙や色鉛筆を用意した机
カードの名前を先に共有し、遊び始めてから呼び方で迷わないようにします。

3.名前を言う・最後を聞く・二択で選ぶの3段階

大人と子どもで向かい合うより、カードを同じ向きから見られる位置に座ると、指した場所を共有できます。いすを左端へ置き、残りの二枚は離しておきます。最初から子どもだけで進めず、大人が一度見本を見せましょう。

  1. 名前を一緒に言う。いすの絵を指して「いす」と読みます。子どもが言いたくなければ、大人だけで声に出します。
  2. 最後の音を聞く。「い・す。最後は、す」と短く伝え、「す」から始まる絵を一緒に探します。
  3. 候補を二枚に絞る。すいかとかめを見せ、それぞれの名前を言います。「すから始まるのは、どっちかな」と聞き、指してもらいます。

すいかを選んだら、いすの右側へ置きます。次は「す・い・か。最後は、か」と言い、かめをつなげます。三枚を順に指して読み、同じ音でつながったところを一緒に聞けば、一回の遊びは完成です。自力で言えた回数を数える必要はありません。

別の回に「か」から始まることばで迷ったら、かめとねこの二択を試します。「甲羅があるよ」と答えの特徴を足し続けるより、二つの名前をゆっくり言い、最初の音を比べる形に戻します。

すいかの絵の下に、次の候補としてかめとねこの絵カードを置いた様子
「か」から始まることばが出ないときは、二つの絵の名前を聞いて選べます。

4.「ん」や濁点で迷うルールは、後から一つずつ

最初の三枚では、「ん」で終わることばや、伸ばす音のあることばを使わず、つなぐ仕組みだけを楽しみます。普通のしりとりでは「ん」で終わるとそこで終了ですが、慣れるまでは勝敗を付けず、「このことばはおしまいの合図だね」と区切って構いません。

「ご」と「こ」、「ぱ」と「は」を同じ音として使うかは、始める前に親子で決めます。この記事の基本の遊びでは、聞こえる音をそのまま使います。「りんご」の次は「ご」からです。そこで止まるなら、点のないことば三枚へ戻し、無理にルールを増やさないようにします。

点や丸が付いた文字を気にし始めたら、「は・ば・ぱ」を聞いて選ぶカード遊びで別の日に比べられます。「けーき」など伸ばす音、「でんしゃ」のような小さい文字が入ることばも、基本のつながりが楽しくなってから扱えば十分です。

5.三枚がつながったら、増やすのは一枚だけ

子どもが「もう一回」と言ったら、かめの次に「めだか」を一枚追加できます。魚の絵を見て「さかな」と呼ぶ場合は、先に「この魚はめだかという名前だよ」と共有してください。名前がなじまなければ、追加せず三枚のまま役を交代します。

大人が言う役、子どもが置く役に分けてもよいですし、子どもが一枚を指し、大人が名前と最後の音を言っても遊べます。カードを全部裏返して記憶ゲームにする、制限時間を付けるなど、別の難しさを同時に足さないことがポイントです。

いす・すいか・かめ・小さな魚の四枚の絵カードと片づけ用の封筒
追加する魚の名前は「めだか」と先に確認します。知らなければ三枚のままで遊べます。

文字を動かすことにも興味が出たら、ひらがなの並べ替えゲーム4選へ。絵を手がかりに次の行動を考える遊びへ広げたい日は、家でできる5〜7歳の謎解き・室内宝探しも参考になります。その日のしりとりを長く続けるためではなく、別の日の遊びとして選んでください。

6.終わるときは「つながった一組」を残す

声が小さくなる、絵を伏せる、「もういい」と言うときは、正解するまで続けず終えましょう。「いすとすいかがつながったね」と一組だけ振り返り、使ったカードを封筒へ入れます。次回も同じ三枚でよく、新しいことばを毎回増やす必要はありません。

しりとりが続かないときは、名前を共有し、最後の音を一緒に聞き、必要なら二択にする。この順番で助けを小さく分けると、大人も何を伝えるか決めやすくなります。長い列を完成させることより、子どもが参加できた一手を大切にしてください。

参考:塩竈市教育委員会の「アプローチカリキュラム(第2版)」しりとり遊び(冊子9ページ)でも、絵カードで例を示し、ことばの最後に注目する関わりが紹介されています。本記事の三枚・二択の手順は、家庭で短く試すための遊び方の提案です。

文字の形にも触れて遊びたいときに

絵の名前からひらがなの形にも興味が広がったら、「ひらがなちょっきん」という選択肢があります。はさみで紙を切り、文字の形に触れる3〜6歳向けのワークです。対象年齢と税込1,980円の価格は、2026年10月8日に公式商品一覧で確認しました。

本記事のしりとり用絵カードは家庭で用意するものです。しりとりカードが商品に付属するという案内ではありません。切る文字遊びも楽しみたいときに、販売ページの内容を確認して選べます。

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