小学生のお店屋さんごっこで役割がもめたら?交代で楽しむ分担の決め方|なぞときっず

きょうだいでお店屋さんごっこを始めたのに、「自分が店長」「ずっと同じ係は嫌だ」と準備が進まない。そんなときは、役の名前と実際にする仕事を分けて考えてみましょう。この記事では主に10〜12歳の二〜三人が家族向けのお店を楽しむために、担当の決め方と交代の方法を具体例で紹介します。

家族のお店でしおりを説明する子と品物を並べる子が協力する様子
結論:役の名前より「何をするか」を決め、交代の区切りを先に約束する

店長を一人に固定せず、作る・説明する・渡す仕事に分けます。全員が選べる仕事を用意し、「お客さん一人が終わったら交代」のように区切ります。途中でもめたときは、どの役になりたいかではなく、どの作業をしたかったかを聞きましょう。

まず、店長という名前を具体的な仕事へ分ける

「二人とも店長がいい」と言っていても、一人は商品を決めたくて、もう一人はお客さんへ話したいだけかもしれません。「店長になったら何をしたい?」とそれぞれに聞き、答えを紙へ書きます。大人が役を振り分ける前に、やりたい場面を確かめるのが出発点です。

今回は、家族をお客さんにした、しおりのお店を例にします。現金を使わず、選んでもらった品物と数をメモする練習で十分です。商品や値段まで考える経営体験へ広げるときは、先に親子で事業計画を一枚にする方法で、お店全体の目的を共有してください。

進行をまとめる役が必要なら、「始まりを伝える」「次の係を呼ぶ」の二つだけを担当します。その人だけが商品や見せ方を決める形にはしません。「店長だから全部決められる」ではなく、担当者の考えを聞いてつなぐ役にすると、名前の取り合いを作業の相談へ戻せます。

仕事カードは三枚。二人なら一つを兼ねてもよい

紙へ仕事の名前と、終わりの合図を書きます。文字だけで伝わりにくければ、鉛筆、吹き出し、トレーなどの絵を添えても構いません。カードは家庭で作る補助道具です。特別な肩書きや道具を買う必要はありません。

しおりのお店で使う仕事カードの例
仕事担当すること次へ渡す合図
作る・並べるしおりへ絵を描き、見本をトレーに置く「この二つから選べるよ」
説明する色や絵の違いを一つ伝え、希望を聞く「こちらを一つお願いします」
渡す・記録する選ばれた品物を渡し、数をメモする「一つ渡しました」

二人なら、作る・並べる係が、渡す・記録する係も兼ねられます。準備が済んだら仕事がなくなる人を作らないためです。三人なら一人一枚を選びます。作品づくりが好きな子に説明まで無理に任せず、希望を聞いて担当の量を変えましょう。

一方が何でも引き受けそうなときは、「一人一枚選んでから、残りを相談しよう」と区切ります。手が速い子が先に終えた場合も、相手の作業を黙って代わらず、「手伝ってほしいことはある?」と聞く約束にします。

鉛筆・吹き出し・トレーの絵で表した仕事カードを選ぶ子どもたち
家庭で作る仕事カードのイメージです。肩書きより、担当する作業が分かる絵や言葉を使います。

交代は、時計だけでなく「お客さん一人」で区切る

説明の途中で時間になり、急に役を替えると、引き継ぐ側が何をすればよいか分からなくなります。最初は「家族一人に品物を渡したら交代」と決めると、ひとまとまりの仕事を経験できます。同じ家族がもう一度お客さん役をしても構いません。

  1. 始める前に、最初の役と次の役を紙に並べる。
  2. 一人のお客さんへの説明・受け渡し・記録まで終える。
  3. 「渡した物」と「まだ頼まれている物」を次の人へ伝える。
  4. 仕事カードを交換してから、次のお客さんを迎える。

どちらが先か決まらなければ、くじなどで最初だけ決め、その次は入れ替えます。毎回勝った人が選ぶ方式にすると、同じ子ばかり希望の役になることがあります。「次は必ず自分の番」と見える順番を用意しましょう。

全員がすべての役をする必要はありません。今回は見ていたい、作る係を続けたいという希望も聞きます。ただし、もう一人にも試したい仕事があるなら、一枚だけ一緒に作って交代するなど、両方に出番が残る案を探します。

一人がしおりを仕上げ、もう一人がトレーへ並べて作業をつなぐ様子
作った物を次の係へ渡すところまでが一つの仕事。途中で相手の作業を取り上げないようにします。

もめたら、「次にしたかったこと」を一つずつ聞く

「お姉ちゃんだから譲って」「小さい子を先にして」だけで終えると、したかったことが分からないままになります。いったんお客さん役の大人に待ってもらい、二人へ同じ質問をします。「今、どの作業をしたかった?」と聞き、一人が話している間はもう一人にも待ってもらいます。

二人とも説明したいなら、一人は色の違い、もう一人は使い方を話す方法があります。二人とも一人で説明したいなら、お客さんを二回に分けます。同時に同じ仕事をする案と、順番にする案を見せ、どちらなら続けられそうかを聞きましょう。

話すことが苦手そうに見えても、やりたくないとは限りません。「最初の一言だけ一緒に言う?」「品物を指して見せる?」と具体的に選べる形にします。短い言葉の例は家族客への接客の声かけから選べます。気持ちが落ち着かないときは、その場で決着を急がず、一度遊びを止めて構いません。

15分の試運転で、全員の出番を確かめる

最初から長く開店せず、役決め三分、家族一人への一回目四分、引き継ぎ一分、役を替えて二回目四分、振り返り三分という短い例から試します。これは家庭用の目安です。説明に時間がかかれば回数を減らし、時計に合わせて会話を打ち切らないようにします。

終わったら「自分で決められたこと」「助かった受け渡し」を一つずつ話します。誰の売上が多かったか、誰が一番上手だったかを比べるより、「次はどの仕事を試したい?」と次の希望を残します。役の数をそろえるだけでなく、実際に手を動かしたり話したりする場面があったかを確かめてください。

大人の見守りのもと、仕事カードを渡して次の役へ移る子どもたち
交代するときは、品物の状況も一緒に伝えます。挿絵は家庭での役割遊びのイメージです。

役割が決まったら、本当に販売する体験へ進めるかは別に相談します。その準備は家族だけで開店する手順で確認できます。まずは、何をするかが見え、交代の約束があり、困ったら相談できる小さなお店を目指しましょう。

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この記事の仕事カードや交代ルールは家庭で加える工夫で、商品の付属品・公式ルールではありません。内容を確認し、子どものやりたい仕事に合わせて取り入れてください。ほかの体験も商品一覧で見比べられます。

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