小学生の謎解きの作り方|親に出題する1問を作る4ステップ|なぞときっず

「今度は自分が謎を作って、お父さんやお母さんに出したい!」。そう言われたとき、何から手伝えばよいのでしょうか。最初は大きな脱出ゲームを作らず、紙一枚で解ける一問から始めます。9〜10歳くらいを目安に、子どもが作り手、親が試しに解く人になる手順を紹介します。

自分で作った紙の謎解きを親に出題する子ども
結論:答えを一つ決め、解くための約束を紙に書き、家族に試してもらう

作り手だけが知っているルールを、解く人にも伝わる形にするのが出発点です。「難しくて誰も解けない」より、「紙を見て考えたら答えに届く」を目指しましょう。最初の完成品は一問で十分です。

1.先に答えを決めて、解く相手を一人選ぶ

紙と鉛筆、消しゴムを用意し、「誰に解いてほしい?」と聞きます。最初は家族一人を相手にすると、その人が読める字や知っている言葉に合わせられます。きょうだい全員向けの連続問題を作るのは、一問を試してからでも遅くありません。

答えは、子どもも相手も知っている短い言葉にします。今回は「りんご」です。答えと解き方は別紙へ書き、問題を渡すときには伏せておきます。子どもが長い物語を思いついたら、「そのお話の最初の一問だけ作ろう」と範囲を決めます。

「謎を作って」と白紙を渡して止まる場合は、「食べ物にする?動物にする?」と二択を出します。親が完成形まで決めず、答えを選ぶところは子どもへ任せましょう。書く量が負担なら、子どもが話した文を大人がそのまま代筆しても構いません。

2.一つの仕掛けで、答えへたどり着く紙を作る

初回は「記号を文字に置き換える」仕掛けが作りやすい例です。星、丸、三角に一文字ずつ対応させ、対応表と問題を同じ紙へ書きます。下の見本は家庭で作るオリジナル例で、販売商品の収録問題ではありません。

「りんご」が答えになる一問の見本
紙に書く部分内容
記号の約束★=り ●=ん ▲=ご
問題★ ● ▲
解く人への文上の約束を使って、記号を左からひらがなに直そう。できる食べ物は何?
別紙に書く答えりんご。星を「り」、丸を「ん」、三角を「ご」に直し、左から読む。

見本では、相手は対応表を見るだけで解けます。それで構いません。まず、子どもが決めたルールが相手に伝わり、最後まで進むことを確かめます。慣れたら答えを「たまご」に替え、星を「た」、丸を「ま」に直すなど、自分の問題へ作り替えます。

一枚の中で同じ記号が違う文字を表さないようにし、読む順番も明記します。「図を回す」「逆から読む」「一文字だけ飛ばす」を同時に足すと、どのルールで考えるか分かりにくくなります。仕掛けを増やす前に、一つの約束で成立するか確認してください。

部屋を移動する宝探しへ広げたい場合は、まず机の上の一問を完成させます。場所へ案内する文章は、家の中で使える宝探しの手がかりの作り方で別に確認できます。今回は隠し場所の設計まで一度に行わず、問題を作る時間に絞ります。

記号を使った謎の下書きと、別に用意した答え用の紙
絵は作問のイメージです。実際の対応表と問題文は、上の表のとおりに書いて試せます。

3.親は正解を急がず、紙だけで試しに解く

子どもが「できた」と言ったら、親は答えのメモを見ずに問題だけを受け取ります。作り手が最初から横で全部説明すると、紙に不足している情報が見つかりません。まず黙って読み、どこから考え始めたかを子どもに見てもらいます。

迷ったら「この丸を見て、文字にするのかなと思った」「どこから読むか、ここで迷った」と、自分がしたことを短く伝えます。「分かりにくい」「もっと工夫して」だけでは、何を直すか決まりません。間違った答えでも、そこへ至った理由を話すと修正の材料になります。

すぐ分かっても、わざと長く困る必要はありません。「この表を使ったら、りんごになったよ」と実際の解き方を伝えます。子どもが思っていた順番で解けたかを確認し、「ここを見つけた瞬間が面白かった」と具体的な場面を返しましょう。

子どもが先に答えを言いそうなら、「ヒントを聞いてから教えてね」と約束します。答えを言わずに助けるヒントの出し方を親子で読み、「見る場所だけ伝える」役を子どもが試すのも一案です。

子どもが作った紙の謎を親が試しに解き、迷った場所を伝える様子
親は採点する人ではなく、初めて読む人として「どこで迷ったか」を伝えます。

4.止まった理由を一つ選び、そこだけ直す

試し解きの後は、一枚全部を作り直さず、相手が止まった場所を一つ直します。子どもに「どこを変えると伝わりそう?」と聞き、二つ案が出たら、どちらか一つを試します。見た目の飾りは、解き方が決まってから足せば十分です。

よくあるつまずきと、一か所の直し方
試した結果子どもと確認すること
記号の意味が分からない対応表を問題と同じ紙に書いたか
反対側から読んだ「左から読む」の一文があるか
星と丸を見間違えた記号を大きく、間隔を空けて描けるか
別の答えも成り立ったその答えも説明できるか確かめ、条件を足すか両方を正解にするか決める

直したら、親は「今度は読む向きが分かった」と変更点を確かめます。同じ人はもう答えを知っているので、初見の難しさまでは測れません。別の家族が参加したければ、その人に一度試してもらいます。何人も集めたり、全員に必ず解いてもらったりする必要はありません。

試し解きで分かったことを基に、問題の紙を書き直す子ども
直すのは一度に一か所。答えを知った人の再確認と、初めて解く人の反応は分けて見ます。

完成したら「解けた理由」を聞いて終える

最後は「どの部分で分かった?」「次に作るなら何を変えたい?」と一つだけ聞きます。自分の意図と相手の読み方が合ったところを確認し、問題と答えを一緒に保管します。完成日や誰に出したかを書けば、次回、同じ相手へ同じ答えを出す前にも気づけます。

「もっと難しくしたい」と言われたら、何を変えたいかを先に聞きましょう。意味の説明を消して解けなくするより、読む文字を少し増やすなど、ルールを残した変更を試します。遊び方に手応えを足す案は、謎解きが簡単すぎるときの調整方法でも紹介しています。

今日は一問で終えても、下書きのままでも構いません。子どもが考え、家族が試し、その反応から一か所変えられれば、一緒に作る時間になります。作問とは別に、遊び終えたキットで案内役をしてみたい場合は、謎解きキットの遊び直しと進行役の楽しみ方も参考にしてください。

作る日とは別に、物語の謎を解いて楽しみたいときに

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自分で問題を作る日も、用意された物語を親子で楽しむ日も、興味に合わせて選べます。本記事の作問例はキットの内容とは別です。商品の比較はなぞときっずの商品一覧から確認できます。

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