家の中で子ども向けの宝探しゲームをしようと思っても、意外と悩むのが「手がかり」です。簡単すぎるとすぐに終わり、難しすぎると途中で止まってしまいます。大切なのは、凝った謎をたくさん作ることではありません。次に探す場所が一つに決まり、子どもが「分かった!」と思える手がかりを順番につなぐことです。
宝探しの手がかりは、答えから逆算して作る

最初に決めるのは、一枚目の問題ではなく最後のお宝を隠す場所です。次に、その場所へ導く最後の手がかりを作り、そこから一つ前へ戻るように順番を決めます。逆算すれば「このカードの次はどこへ行くのか」が途中で分からなくなりません。
初めて手作りするなら、手がかりは三〜五枚ほどでも十分です。「スタートのカード→本棚→洗面所→ソファ→お宝」のように、違う部屋を少しずつ移動する流れにすると探検している感じが出ます。
隠す前には、すべてのカードを順番に並べて読み直しましょう。同じ家に本棚が二つあるなら「みんなが読む本が並んでいる場所」など、答えが一つに決まる言葉を足します。カードの裏に小さく順番を書いておくと、準備中の入れ間違いも防げます。
年齢に合わせて、手がかりの伝え方を変える

5〜7歳は、短いひらがなと絵を使う
読むことに時間がかかる年齢では、一枚の文章を短くします。「あさ おきたら いちばんに いくところ」「くつが ならんでいる ばしょ」のように、毎日の行動と結びつけると考えやすくなります。場所の一部を描いた絵や色を添える方法も使えます。詳しくは5〜7歳の子どもになぞとき遊びが合う理由でも紹介しています。
8〜10歳は、二つの特徴を組み合わせる
答えをそのまま書かず、「中に食べ物が入っている」「開けると冷たい」のように、二つの特徴から場所を考えられる文章にします。文字を並べ替える、家族しか知らない呼び方を使うなど、少しだけ考える要素を足しても楽しめます。
11歳以上は、複数の情報をつなげる
一枚だけでは答えが出ないように、別々のカードに数字や文字を置き、最後に組み合わせる方法があります。ただし、計算や暗号ばかりにすると家の中を探す時間が減ってしまいます。「解く問題」と「場所を観察する問題」を交互にすると、宝探しらしい動きが残ります。
家の中で使いやすい手がかりの例文

例文は、その家にある物や家族の呼び方に合わせて調整してください。答えの場所が複数あるときは、色・使う人・置いてある部屋などを一つ足すのがコツです。
- 答え:玄関おでかけするとき、いちばん最後に通る場所。みんなの靴が待っているよ。
- 答え:本棚たくさんのお話が、背中を見せて並んでいる場所を探そう。
- 答え:冷蔵庫開けるとひんやり。食べ物や飲み物が休んでいる大きな箱はどこ?
- 答え:洗面所朝と夜に歯をみがく場所。鏡の近くを見てみよう。
- 答え:枕夜になると、頭の下でみんなの夢を支えているもの。
- 答え:ダイニングテーブル家族がごはんを食べる場所。いつもの席から下をのぞいてみよう。
手がかりを置く位置まで指定したい場合は、「近く」「下」「となり」などを最後に加えます。ただし、カードそのものを見つけにくくしすぎると、謎が分かっていても進めません。答えの場所へ着いたら、カードは目に入りやすい位置に置きましょう。
子どもが困ったときは、答えではなく範囲を伝える
止まってしまったときに、すぐ答えを言う必要はありません。まず「リビングの中だよ」「毎日使う物だよ」と探す範囲を狭めます。それでも難しければ「冷たい物が入っているよ」のように、手がかりを一つ追加します。
始める前に「ヒントは三回まで使える」などのルールを決めておくと、子どもも助けを求めやすくなります。年齢の違う兄弟で遊ぶなら、年上の子が文章を読み、年下の子が探す役を担当する方法もあります。
手がかりは、安全に取れる場所へ隠す

高い棚、窓の近く、刃物・薬・熱源がある場所、倒れやすい家具や割れ物の周辺には隠しません。引き出しや収納を使う場合も、子どもが開けてよい場所だけにします。
遊ぶ範囲と入ってはいけない場所は、スタート前に伝えましょう。大人が一度同じ順番で歩き、無理な姿勢にならずカードを取れるか確認すると安心です。当日の確認項目はおうち宝探しの準備チェックリストにまとめています。
手作りする日と、キットに任せる日を分けてもいい
家族ならではの言葉を使えるのが、手作りの宝探しの良さです。一方で、物語・謎・手がかりを毎回一から用意するには時間がかかります。短い三枚だけ手作りする日と、必要な内容がそろったキットを使う日を分けてもかまいません。
誕生日プレゼントを最後のお宝にしたい場合は、誕生日サプライズで宝探しを使う方法も参考になります。目的に合わせて、準備する大人が無理なく続けられる方法を選びましょう。
